■本好きがセレクトする暮らしに寄り添った本
2024年3月に若桜町へ移住した当時、町内には本屋がありませんでした。本が好きであり、本屋という場所に魅力を感じている私たちにとって、本に囲まれた空間は自分たちの暮らす町に欠かせないものだと考え、同年10月に若桜町で本屋を開業しました。
当店では、暮らしに寄り添うエッセイや、本を通して世界が広がる紀行文を中心に取り扱っています。店頭に並べる本は一冊ずつ丁寧に選書しており、大型書店ではあまり見かけない小規模出版社の本や、自費出版の本もあります。蔵書数はまだ多くはありませんが、並んでいる一冊一冊が、ご来店いただいたお客様の暮らしに寄り添い、そっと背中を押してくれるような出会いにつながることを大切にしています。
■地域の食材と魅力を込めた一杯を作る
当店の蕎麦粉は、若桜町の蕎麦生産者より直接仕入れた蕎麦粉を独自にブレンドした二八蕎麦を提供します。店主が朝に蕎麦打ちをした、打ちたて・茹でたての蕎麦になります。看板メニューの「鹿南蛮そば」は、若桜町産の鹿肉をやわらかく仕上げた鹿肉ローストと鹿肉団子を添えた一品です。鹿肉を使用した蕎麦は全国的にも珍しく、若桜町ならではの一杯を楽しめる特別なメニューとなっています。全国的にも珍しい鹿を使った蕎麦は、県内でここでしか食べられません。そのほかにも、鳥取県産の長芋を使用したとろろそばや、季節ごとに地元食材を取り入れた限定メニューの開発を進め、訪れるたびに新しい魅力を感じていただける店舗を目指しています。
■店主自ら作陶した丼、そばちょこ
蕎麦打ちにおける蕎麦玉を練る工程(菊練り)を習得するため、動作が似ている陶芸の土練りに着目し、約2年前から陶芸を始めました。現在はまだ試行錯誤の段階で、形がいびつになったり、釉薬が予想外の流れや色合いを見せたりと、ひとつひとつに個性があります。その分、すべてが世界に一つだけの器となっています。
現時点ではすべての器が自作ではありませんが、将来的には店で使用する器をすべて自作のものにしていきたいと考えています。店主自ら作陶した器で蕎麦を提供する店は全国的にも珍しく、当店ならではの魅力の一つです。蕎麦の味わいとともに、器の表情にも目を向けていただけましたら幸いです。
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若桜鉄道の終着駅「若桜駅」の改札より、徒歩10分程度。
緑の暖簾が目印になります。
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